携帯電話はますます重要なデータやお金の支払い業務を取扱うようになっています。データ端末として、電話番号だけでなく、動的に割り当てられるIPアドレスももつようになった携帯電話はもはやネットワークの端末装置になりつつあります。このような携帯電話ではそれを利用するユーザーの認証や本人確認が必要になっています。
携帯電話のセキュリティには:
・内容とサービスの保護
・ソフトウエアの安全なダウンロード
・安全な通信路
・チケット購入
・料金支払い
・ソフトウエアの安全な利用
フジデジタルイメージングは、携帯電話ソリューションとして、アルゴリズムやそれを搭載した認証エンジンチップを携帯電話メーカーに提供することにより、これらの機能を実現していきます。フジデジタルイメージングの指紋認証アルゴリズムは、コンパクトで作業領域も小さいという特徴を持ち、携帯電話やPDAに最適です。
携帯電話用のアルゴリズムとしては、光学式スワイプ型センサーとARMプロセッサで動作するソフトウエアを開発しており、日本の大手携帯会社に採用になっています。この光学式スワイプセンサーは世界初のものであり、ポインティング素子としてカーソルを動かしたり、押しボタンスイッチの機能ももっています。半導体指紋センサーでは物理的強度が弱いため、このような使い方はできません。
指紋認証は他のバイオメトリクスに比べてそのハードウェアが相当低コストではありますが、指紋センサーは必ず必要です。しかし、フジデジタルイメージングの携帯電話ソリューションがすべての携帯電話に普及したときには、この携帯電話を個人認証端末とした利用すれば新たなインフラの投資が不要になるため、指紋認証による個人認証が更に加速度的に発展していくことが期待されています。 WinCEのライブラリファイルの提供で、指紋認証システムが実現できます。